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  FUNERAL 葬儀


”そして、もし神が選ぶのなら、死してなお汝を愛するだろう”
                        エリザベス・バレット・ブラウニング

 マリリンの葬儀はいっさいを元夫ジョー・ディマジオがとりしきった。
葬儀はマリリンが亡くなった3日後の1962年8月8日、ウエストウッド ・メモリアル・パークで施行された。

ルーテル派のA・J・ソルダン司祭によって執り行われた。
 彼は讃美歌23番、ヨハネの福音者14章を読み、それから讃美歌の46番と 139番を引用した。そして主祷文を朗読した。

 マリリンが演技指導を受けた演出家のリー・ストラスバーグが弔辞を読んだ。  

 ・・・・ただーーひとりの心やさしい人
 おのれの感情にしたがい
 しかも 含羞 感受性にとみ
 拒まれることをおそれながら
 なおも あくまでわるびれず生き
 自己完成にむかった
 マリリンを知っている(中田耕治訳)

 ストラスバーグの声は涙でくもっていた。

 葬儀はごく内輪だけでおこなわれた。
 出席者は30名ほどだったが、ハリウッドからの出席者はディマジオによって除外された。
 ピーター・ローフォード(ケネディの義理の弟)や俳優のディーン・マーティン、シナトラ一家はみな排除された。
 ディマジオはほんとうのマリリンの友人を呼ばなかったと非難された。

 マリリンの遺体はシヤンパン色のサテンのラインの入った濃いブロンズの棺 に入れられ、美しい顔が見えるようになっていた。
 グリーンのミニドレスを着て、グリーンのシフォンのスカーフ。髪はページ ボーイ風にセットされていた。

 葬儀に参列したヘアスタイリストのシドニー・ギラロフがマリリンの髪を整 えて、その両頬にそっとキスをした。
「マリリン、静かにお休み」
 礼拝堂にはジュディ・ガーランドの『オーバー・ザ・レインボー』が静かに流れていた。
 マリリンは安らかな微笑みを見せた。


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