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MICKEY SONG(ミッキー・ソング)
1962年、ジョン・ケネディとロバート・ケネディのヘアスタイリスト、
ミッキー・ソングは22歳だった。ピーター・ローフォード、フランク・シナト
ラ、エヴァ・ガードナーに可愛がられていたソングは大統領専属のヘアスタイ
リストとして迎えられたのだった。
1962年5月、マディソン・スクエア・ガーデンで開かれる大統領の誕生
パーティのために呼ばれたソングは、カリフォルニアの自宅からニューヨーク
・シティまで飛行機でやってきた。ソングによると、
「大統領のところにかけつけると、ボビーがマリリンもやってくるのだと言っ
た。私はボビーに尋ねた。マリリンの髪も私ができるのかと。ボビーは口をき
いてやると答えた。マリリンは私に頼みたくないようだった。自分専属のスタ
イリストにと思っていたのだ。その夜、マリリンがマディソン・スクエア・ガ
ーデンのバックステージに姿を見せるまで、私にはその確証はなかった。マリ
リンは宝石をあしらったスカーフをかぶってやってきた。髪はセットされ、ク
リップで留めてあるだけだった。とてもナーバスに見えた。初対面の私のこと
が不安だったのだろう。その時点では、このパーティがマリリンにとってどん
なに重要な意味があったのか私にはわからなかった」
ロバートはマリリンを説得して異様に膨らませた髪型にさせた。仕事を終え
たソングにロバートは、「マリリンをどう思う?」と訊いた。「ステキな人で
すね」とソングは答えた。
ボビーはすかさず言った。「売女(ばいた)だよ」
マリリン・モンローの異様な髪型の報酬として、ミッキー・ソングはケネデ
ィ兄弟から50ドルを受け取った。現在、ソングはビヴァリー・ヒルズのトゥヴ
ァーズ・サロンでスタイリストをしている。マリリン・モンローのことを訊か
れると、彼はこう答えた。
「今にして思えば、大好きですと伝えたかった。言えるものならそう言いたか
った」
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