あなたが夢をかなえる言葉

オードリー・ヘプバーン

第2次世界大戦中、少女オードリーは苦しい生活を強いられた。生家は男爵の家柄だったが、ナチスに財産を没収された。少女は反ナチス抵抗運動に参加し、街頭連絡員をつとめた。
 スクリーンの妖精、オードリー・ヘプバーンが、自分の容姿や身長の高さにコンプレックスをもっていたと聞かされても、にわかには信じがたいかもしれない。
「自分のことを魅力的だと思ったことは一度もありません。エヴァ・ガードナーやエリザベス・テイラーはすてき。でも、私はあの人たちとはまるっきり違うわ」
『ローマの休日』で1953年度アカデミー主演女優賞を受け、その翌年には「明日のスター」第1位に選ばれた。女優に美しさだけでなく、個性が求められる時代がやってきていたのだ。
 有名女優キャサリン・ヘプバーンと同姓のため、映画会社に改名を勧められたが、オードリーは応じなかった。当時流行していた細い眉に変えることもなく、自分の太い眉で通した。
 2度の離婚、4度の流産を経て、一時痛ましいほどやつれはしたが、立ち直った。
 私は私。少女時代に培った誇りがコンプレックスをパワーに変え、彼女の生きる指針となった。